遺産分割協議(遺産を分ける話し合い)がまとまらない
相続手続きを進める上で一番多いものが話し合いがまとまらないという問題です。遺言書がないような場合に相続人がそれぞれの主張を繰り広げていてもなかなか折り合いがつかないのが通常です。
場合により相続財産がどれだけあるのかわからないこともあり、時間だけがただ過ぎていくというようなことも少なくありません。このような際に弁護士は依頼者に代わって必要事項を調査し正しく道筋を立てて、専門的な立場から適切なアドバイスを提供いたします。
このような場合、弁護士にご相談ください
相続財産の中身や相続人の数や所在を把握できていない
相続財産の内容や額を把握できないと分割協議をすることもできません。また相続人がどれだけいるのかわからないケースも同様です。
話し合いに折り合いがつかない
相続人の希望がうまく折り合わないことはよくあり、場合により話がこじれたまま放置されてしまうケースも考えられます。
相手の意見が強く、自分の意見が通らない
相手側に弁護士がついているような場合、こちらの意見や希望をうまく届けるのは困難になります。
弁護士を活用することのメリット
相続財産、相続人の調査が可能
遺産分割協議を行うにあたっては、まず相続財産と相続人を調査によって明らかにして予め確定しておくことが必要です。弁護士にご依頼いただければ相続財産の内容や相続人の所在なども調査によって明らかにできます。
これらを正確に把握できていないと正式な遺産分割とはならず、預貯金の引き出しや土地や不動産の名義変更が行なえなくなる可能性もあります。
弁護士は依頼人の代理としてこれらの調査を適切に実施いたしますので、細かく煩雑な手続きから解放されます。
専門家としての立場から客観的なアドバイスが可能
ご親族や当事者間のみで話し合いをすると、それぞれの思惑が入り乱れ感情的な言い争いになってしまうことが少なくありません。
結果的にいつまでも遺産分割協議が成立せずにズルズルと問題が長引いてしまいます。助け合えるはずの親族同士が後に尾を引く軋轢を作ってしまうケースもあります。
このような際に弁護士にご依頼いただければ、客観的な立場からアドバイスをさせていただき、相続人の間で揉めにくいように取り計らうことができます。うまくバランスの取れた折衷案をご案内し、問題がこじれてしまわないようにサポートさせていただきます。
依頼者の意向を最大限取り入れた遺産分割を実現
遺産相続の話し合いや調停の申立てを行ったとしても、どのような主張をすることが一番良いのか、どのような手続を行えばいいのかなど、一般の方にとっては非常に判断が難しいと思います。
依頼を受けた弁護士は依頼者の味方となって最大限その意向を取り入れられるように尽力します。
協議を進める上で仮に分割調停の申し立てを行なうようなことになっても、適切で効果的な主張や反論を行なえます。
遺産相続の問題を熟知している専門家だからこそ無駄のない効果的な主張が可能となり、有利な条件を引き出した遺産分割を実現できます。