2017.3.7 スタッフブログ
愛媛支部の正木弁護士による遠征ブログ~取手競輪場編~
先月2月19日,取手競輪場で全日本選抜競輪の決勝戦がおこなわれました!
取手競輪場でのG1開催は初めてとのことです。この開催は,「熊本地震被災地支援競輪」としておこなわれております。
競輪というのは,自転車競技法に基づいておこなわれる競技で,その第1条第1項に「自転車その他の機械の改良及び輸出の振興、機械工業の合理化並びに体育事業その他の公益の増進を目的とする事業の振興に寄与するとともに、地方財政の健全化を図る」とされており,本来は被災地支援は目的に入っておりません(取手競輪であれば,茨城県の被害回復に売り上げを充てるのは「地方財政の健全化」に当てはまるので問題ありません)。
そこで,競輪では各施行者が全国競輪施行者協議会を通じて被災地支援をおこなう,というかたちをとっています。
なにはともあれ,東日本大震災で実際に建物が崩れ,開催を中止せざるをえなかった取手競輪場がこうして復興し,その売り上げで他の被災者の方のお役に立てるというのは,施行者の茨城県にとってもなによりのことだと思います。
とまあ,難しい話はさておき(でも車券を当てるのはもっと難しいのです!),この日はG1最終日とあって,イベント盛りだくさん!ゆるキャラも登場!
すべては書きませんが…鈴木誠選手と茨城ゴールデンゴールズ片岡安祐美監督のトークショー!取手交響吹奏楽団のミニコンサート!
また,茨城の名産品の販売も。せっかくなので干しいも(小美玉市のメーカーさんによるあんのう黄金の干し芋です)と納豆揚げ餅を買ってみました。
決勝は平原選手が優勝!強かった!ちなみに,このレースの先頭誘導員はオリンピックメダリストの十文字貴信選手です。
表彰式では,橋本県知事から3000万円の小切手が手渡されました。
ちなみに,今はどうなのか知りませんが,競輪の賞金はかつては現金で手渡されており,鈴木選手が競輪グランプリ(賞金1億円!)を優勝して飲みながら帰る際,師匠の吉井秀仁さんがそれを保護していたことがトークショーで語られておりました。弁護士も多額の現金を取り扱うことがありますが,そういう場合はやはり緊張するものです。