多重債務のご相談では,相談者の方にすべての借金(どこからお金を借りているか,どこのカードで買い物をしていたかなど)をお話しいただくこととなります。
お話を聞いていて,当初相談者の方が借金(債務)と認識しておらず,こちらから確認を取って明らかとなることも少なくありません。
例えば,次のようなものがあります。
・住宅ローン
・車のローン
・奨学金の返済
・誰かの債務の保証人になっている
・勤務先から借り入れをしていて,給与から天引きで返済している
・携帯電話やスマートフォンの端末代金を,毎月の電話料金に上乗せして分割で支払っている
・ETCを使っている
・加入している保険会社から解約返戻金を担保に貸付を受けている
・税金の滞納がある
相談者の債務を漏らさず把握することが,多重債務問題解決の第一歩となります。
そのためには,借金に関する資料は相談時にすべてお持ちいただくこと,現状を包み隠さず正直にお話しいただくことが大切です。